江戸時代の末期の創設と伝わる、栃木県内の観音霊場です。
ひょんなことから下野新聞社発行の「下野三十三観音札所としもつけの民話四十八」という本と出会い、お寺にお参りすると御朱印というものが頂けるということを知りました。そこからお寺参り、特に札所巡りという小さな旅に興味がわいたわけです。
栃木県内を時計回りに巡るこの下野の霊場は、「西国三十三観音」「坂東三十三観音」「秩父三十四観音」というメジャーな霊場とは違って札所会もなく、確かな情報を集め ることはなかなか大変です。歴史ある寺院が今では廃寺となってしまったり、ご住職がいらっしゃらないお寺もあります。ですが、そんなお寺でも地元の方々が大切に守り、後世に伝えていこうとされていらっしゃいます。
情報が収集しにくい下野の札所ですが、このページが、これから発願しようとされる方の参考になれば幸いに思います。みなさまの祈願が成就されますことをお祈り申し上げます。
観音の霊場は、札所寺院が廃寺または無住の寺となっているところが多くあります。その為、個人宅がご朱印を頂ける納経所を引き受けて下さっていますので、その点を配慮しつつ巡って頂けるとよいかと思います。
札所説明は、各札所のHP、現地案内板、ご住職のお話、各市町の観光協会HP、下野新聞社発行「下野三十三観音札所としもつけの民話四十八」等を参考にして、自分の足で歩いた感想をまとめたものです。各札所の本尊は札所本尊です。
随時していきます。内容が女性目線になるかと思いますが、もとをたどると江戸の人々、特に女性は、日常から離れ、旅行感覚で札所巡りを楽しんでいたのではないかと思いますので、そんな感覚でいこうと思います。どうぞよろしくお願い致します。
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