第一番札所 日光山 清滝寺 (日光市)
本尊の千手観世音菩薩「清瀧観音」は、坂東三十三観音霊場の第十八番札所である中禅寺「立木観音」と同じ桂の木で作られたお前立観音だったそうで、日光山の開祖・勝道上人が一刀三礼(一刀入れたら三度礼拝)で彫り上げたという。
清滝寺は、中禅寺が女人禁制だったために女性巡礼者のための札所として栄えたが、明治の神仏分離令により一時廃寺となってしまう。その後、足尾銅山採掘の古河の日光進出に際し、明治42年(1909年)、円通寺と合併して再興された。
観音堂前の味わい深い文字の石碑は、日光市にゆかりある歌人・清水比庵の自筆の歌碑。
発願の寺として、決して豊富ではない下野三十三観音札所の資料を用意してくれているのがありがたい。
所在地とアクセス |
[住所] 栃木県日光市清滝
1丁目9-27
[電話] 0288-54-1270
交通 |
JR日光駅―東武日光駅バス停から東武バス奥細尾行き(1時間に1本程度)、湯元温泉行き(1時間に1~2本)、中禅寺温泉行き(1時間に1~2本)にて「清滝駐在所前」下車、徒歩約2分。 |
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