第二番札所 鉢石山 観音寺 (日光市)
境内への坂道を上り、山門をくぐる手前に、六地蔵が並んで訪れる人を迎えてくれる。
その右手に「観世音道」という石段がある。観音寺の裏手にある龍崖山に続く道で、石仏に導かれながら登ると観音堂が現れる。案内板によるとここが観音寺の発祥の地という。
弘仁十一年(820年)、弘法大師による開基と伝える。中世には6つの支坊を擁する真言密教の道場だったが、戦国末期に衰退。寛永四年(1627年)に天海大僧正から「鉢石山無量寿院観音寺」の三号を賜り天台宗に改宗した。
本尊の千手観音像は弘法大師の自刻と伝わり、年に一度8月9日に開扉される。
ここからは日光市内の街並みが遠くまで見渡せる。
隣接する日光市役所から本堂前へ上ってこられる道もあるので、散策がてら参拝する人もいる。
所在地とアクセス |
[住所] 栃木県日光市
上鉢石町1003
[電話] 0288-54-0339
交通 |
JR日光駅―東武日光駅バス停から、東武バスの世界遺産めぐりバス(1時間に3~6本)または西参道行き、奥細尾行き(1時間に1本程度)、湯元温泉行き(1時間に1~2本)などで「日光支所前バス停」下車、徒歩約2分。 |
観音寺から国道119号線を挟んでちょうど正面に日本生命の建物がある。その看板のところを降りていくと、江戸五街道の一つ日光道中の最後の宿場町「鉢石宿」のもととなった鉢石(はついし)がある。
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